【トリックマジック】エレクトリックサーフゴー(最終38位レート1793)


トリックマジックにて最終38位でした。あまり慣れていませんが、構築記事として残せればと思います。

【目次】

【構築経緯】

参加させてもらった仲間大会にて、毒菱展開など絡め手をキャンセルしつつ、電磁波をばらまく耐久水テラサーフゴーが明らかに流行っていたため、そこをメタとする構築を目指した。
また、基本的にサイクル不可な環境のため、対面選出で攻めつつ、3匹目の要塞型サーフゴーで詰めきれないかと考えた。

まず、対面駒候補だが、筆頭としてゾロアークがいる。初手王道のゾロアークだが、ミラーが同速勝負で不毛でと感じ、ゾロアークに安定する駒を探した。ふと仲間大会で完全アタッカーのヤミラミにボコボコにされたことを思い出し、ゾロアークに弱点をつかれないヤミラミを採用。2匹目は、ヤミラミが弱点をつけないミカルゲヤミラミの回答として、対面性能の高いカシブミミッキュを採用した。最後に、相手のラス1がテラスをきったイダイトウだった場合に、ミミッキュヤミラミでは対面を制することができないため、補完として草結びをもった特殊Hゾロアークを採用した。

続いて、耐久水サーフゴーのメタとして、電気テラスで電気技1ウェポンの耐久サーフゴーを採用。実際、水テラサーフゴーを何匹も破壊してくれた。電気技は通りもよく、最終盤を除き、1Wでも問題ないことが多かった。サーフゴー以外の積み系耐久ポケモン(タラプソウブレイズなど)も、わるだくみ・電磁波の両採用にすることで、麻痺バグを待ちつつ、突破することができた。

最後に、残り2枠は完全に見せポケで、積む選択肢を取らせづらくするラウドボーン、耐久サーフゴー選出を誘導し、ラウドボーン選出を抑制する(はずの)ゲンガーを採用して構築完成。

【コンセプト】

ラウドボーンを突破、ゲンガーをワンパンしようとする、こだわり系などの高火力ポケモンを対面駒でいなしつつ、耐久電気テラパサーフゴーで詰める。

【個体紹介】 ※順番は選出率順

1.サーフゴー

ラスタル:電気

特 性:おうごんのからだ

性 格:ずぶとい

実数値:194(252)-A0-155(204)-153(0)-111(0)-111(52)

持ち物:タラプのみ

技構成:わるだくみ、でんじは、10万ボルト、じこさいせい

本構築のメイン。ほぼこいつにテラスをきった。あらゆるポケモンを起点にしつつ、わるだくみですべてを破壊した。呪い・アンコールなどが効かないのはバグ。耐久サーフゴーミラーで絶対に上をとりたかったため、抜き抜き抜き・・・くらいまで振った。奇妙な振り方。

ただ、最終盤は通らず、耐久なのに最速気味のサーフゴーや眼鏡カミに負けてしまい、考察のツメが甘いと感じた。電磁波キャンセルで上位で増えていた不意の電気テラス(特にカミ)に非常に弱いのも難点。また、ラウドボーンにも弱い。麻痺バグで奇跡的に突破するしか能がない。

 

2.ミミッキュ

ラスタル:ノーマル

特 性:ばけのかわ

性 格:いじっぱり

実数値:130(0)-156(252)-101(4)-125(0)-148(252)

持ち物:カシブのみ

技構成:じゃれつく、かげうち、シャドークロー、のろい

特性強すぎの対面の鬼。なんのひねりもない準速ASミミッキュ。今思えばBにがっつり振ったABミミッキュもよかったのではとも思っている。カシブの実は叩かれなければかなり優秀。Hゾロアークケアで、初手叩きのポケモンが多いので、相手の構築にヤミラミミカルゲがいる場合以外、初手に出さないようにした。

のろいは起点回避、不意のラウドボーン対策で採用したが、わるだくみし始めるサーフゴーには無力。こっちのサーフゴーより速い耐久サーフゴー(最速気味?)だとすべてもってかれていた。起点にならないためにも剣舞がほしい場面が結構あった。

 

3.ヤミラミ

ラスタル:ノーマル

特 性:いたずらごごろ

性 格:いじっぱり

実数値:156(244)-139(252)-95(0)-×-85(0)-72(12)

持ち物:ロゼルのみ

技構成:はたきおとす、シャドークロー、ふいうち、アンコール

割と初手が安定した隠れた立役者。ミラー意識で申し訳程度のS振り。見せポケでゲンガーを入れているので、ゲンガーヤミラミ展開を勘ぐり、アタッカーに見えにくいのもGood。初手のはたきおとすが高火力のため、フリーズする相手も多かった。ふいうちも読まれにくいようで、4戦くらい3タテした。アタッカーと分かると積んでくる相手もいたので、アンコールもよく刺さった。ラウドボーンに抗うためのアンコールでもある。不意の悪テラに弱いが、本番環境では1回もあたらず運がよかった。ゲンガーがパーティーにいるため、初手ドラパは鉢巻ケアで必ずふいうちを選択。

ただ、終盤は、ラウドボーンを意識しているのか眼鏡カミが多く、ロゼルでは受け止めきれない場面が多かった。襷枠は熾烈なため、悩ましいところ。

 

4.Hゾロアーク

ラスタル:悪

特 性:イリュージョン

性 格:うっかりや

実数値:130(0)-108(134)-80(0)-194(252)-72(0)-149(148)

持ち物:きあいのタスキ

技構成:うらみつらみ、あくのはどう、かげうち、くさむすび

対面駒としての性能を維持しつつ、イダイトウを狩るための調整。Sは準速ミミッキュ抜きに抑えつつ、かげうちの威力を上げるためAに割いた。くさむすび採用は自分だけではないかと勝手に思っている。(多分採用しないほうがいい。)テラスなし、もしくは水テラスなら、耐久に振っていないイダイトウを処理できるが、最終戦の1回しか草結びは使っていない。(その試合ではラス1イダイトウを仕留め一応勝つことはできたが。。)

カシブミミッキュ対策として、あくのはどうをはたきおとすにすべきだったと反省。特殊型にしたのはラウドボーン意識ではあったが、ラウドボーンを突破できなかったことも多かったので、要改善枠と感じた。

 

5.ラウドボーン6.ゲンガー

完全な見せポケのため、省略。技構成やテラスなど仲間大会で使った型そのまま。

 

【選出】

①基本選出

ヤミラミ + ミミッキュ + サーフゴー

ほぼこの3体。相手にヤミラミミカルゲがいたときだけ、ミミッキュ先発。

 

②相手にイダイトウがいる場合

ヤミラミorミミッキュ + Hゾロアーク + サーフゴー

 

【厳しい相手】

■ (最速気味の)速い耐久わるだくみサーフゴー

上位はこいつが多かった印象。ドラパ、カミなど速いポケモンが構築にいないため、選出されやすかったかも。

■ 眼鏡カミ、電気テラスカミ

初手ヤミラミがあっけなく処理されていった。ミミッキュやHゾロアークでないと処理できない。タラプがあろうがサーフゴーも厳しい。

■ ラウドボーン

ヤミラミのアンコールやミミッキュののろいで抗いはするが、厳しめ。ラウドボーン来るな!と何度願ったかわからない。ただ、幸いにも被選出回数はかなり少なかった。(ゲンガーのおかげ?)

 

【振り返り】

もう少し上に行きたかったなーというのが正直なところです。。速いサーフゴーはいないと勝手に決めつけてたのもよくなかった。1800いきたかった。またインターネット大会頑張ろうと思います。