【ピカチュウ対戦チュウ!】フレンドリー陽キャピチュー(最終2位レート1920)

 

構築記事を書くことに慣れていませんが、公式大会でいい成績を残せたので書いてみました。わかりにくいところは目をつむってもらえると・・

【結果】

TNソード
最終2位 最終レート1920
37勝3敗

 

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【構築経緯】

何回か仲間大会に参加させてもらったが、あまり勝てなかったため、基本的ではあるが本大会特有の環境を整理してみた。

  • 弱点をつける技はすべて物理技(穴を掘る、どろぼう、投げつけるなど)のため、完全な物理環境 ※ダイアースがはびこり特殊技が通りにくいのもある
  • 天候ダメ・ステロ等がなく、襷ピチュー先輩で簡単にダイマがとまり3タテができないため、基本的に先行ダイマは不利
  • とはいえ、ナックルでAを上げられる型はダイマ後も負荷がかかり強いが、甘えるでいなすことも可
  • その対策で出てきた白いハーブライチュウが強力
  • 当然だが3種しかいないため同速勝負が多発。また、択が発生しやすい穴を掘るがメインウェポンであることから、相手の素早さに依存しない、安定択を選択でできる構築がベター

以上を踏まえ、相手の先行ダイマを誘いつつ、ナックル強化ライチュウピカチュウ)をいなせる後手ダイマ構築、同速勝負から逃れられる高速移動を採用し可能な限り安定択を選択できる構築を目指した。

 

【コンセプト】

対面性能の高いAS電気玉ねこだましピカチュウ確実に一体もっていき、2体目にダイマをきらせる。(相手の初手ダイマはにんまり)

相手のダイマを襷ピチューで確実に枯らしつつ、リフレクターを張りアロライを補助する。かわらわり対策は後述

高速移動を積んだ防御特化の両刀ダイマアロライで一掃する

 

【個別紹介】

ピカチュウ@でんきだま
性格:ようきAS
特性:ひらいしん
実数値:110-107(252)-61(4)-×-70-156(252+)
技構成:ねこだまし/かわらわり/どろぼう/でんこうせっか

同速勝負は避けるといいつつ、ピカチュウミラーでどうしても先手ねこだましを決めたかったため、最速で採用。運がいいのか同速猫で負けたことはなかった。非ダイマに対し、大体1体目をもっていてくれたため、EasyWinも多かった。

ライチュウ:ねこ→かわらわり→せっか

アロライ:ねこ→どろぼう→せっか

耐久無振りピカチュウ:ねこ→せっか

B振りピカチュウ:ねこ→かわらわり→せっか

当初はのしかかりを採用していたが、意外と壁展開が多かったのでかわらわりを採用。穴を掘るは択が発生しやすい、かつ守るで防がれる可能性が高いため不採用。甘えてくる相手はアロライに引きリセット。流行りのアッキアロライは泥棒ごり押し

苦手な相手は、①初手穴を掘るのライチュウ、②単純にサイコキネシスで落としてくるCS振りアロライ、③猫をいなすまもるB振りピカチュウ。①は一度もあたらず、②は全くいないわけではないが数が少なく、③は2手目が高速移動なら倒せるし、攻撃されてもSが遅いのでダイマを消費せずにアロライで処理できた。※きせきピカチュウはアロライにスイッチ

とはいえ、苦手な相手にあたり、ピカチュウがやられた状態で相手がダイマをきっていないケースは厳しく、ダイマ択が発生してしまうダイマをきったタイミングでピチューに交換されたほうが負ける&非ダイマ素攻撃のタイミングでピチューに交換したほうが負ける)。ここは運頼みだが、相手が非ダイマで攻撃する確率が最も低いだろうという考えから、積極的にピチューに交換するようにし、実際にほとんどそれで勝ちを拾えた。


ピチュー@きあいのタスキ
性格:やんちゃ
特性:ひらいしん
実数値:80-101(252+)-20-×-36↓-80 ※HBD最低値
技構成:リフレクター/なかよくする/こらえる/じたばた

技構成で最も悩んだポケモンダイマを枯らし、ナックル使いをいなす枠。

ナックルを積むアタッカー対策として、大真面目になかよくするを採用。なかよくするは相手のAを1段階下げる効果があるが、ダイウォールを貫通するため白いハーブ持ちにも安定した。(詳細は以下)

具体的には、死に出しでピチューを出し、リフレクター⇒なかよくするという順で展開

相手の行動パターンごとに整理

(1)ダイアース+ダイナックル+ダイナックル

相手はA+2だが、壁が残るため、アロライは実質等倍の被ダメ。アロライにかわらわりが半減なのも良いシナジーになっている

(2)ダイアース+ダイナックル+ダイウォール

壁を壊してからアロライと対面すべく相手がダイウォールを選択するケース

なかよくするは貫通してAダウンが狙えるため、ダイマ終わりで壁は壊されるが相手はA±0でアロライと対面することになる(※)

予想以上になかよくするが活躍する場面が多くうれしかった。

※白いハーブは脱出パックと異なり、マイナス値にならないと発動しないため、ナックルを積んだ相手になかよくするをしても、白いハーブは発動しない。

以上から、割と安全に高速移動を積むことができる。

※ただし、電気玉ピカチュウの雨なみのりは最大打点のため即ダイマも視野に入れる。(が、実際にその場面はなく物理環境であることを再確認できた)

ちなみに、S無振りピカチュウに確実にじたばたを叩き込むため、Sは振っていないが、初手リフレクター選択が大半ではあった。ピチュー対面は知らない。

 

アローラライチュウ@弱点保険
性格:のうてんき
特性:サーフテール
実数値:166(244)-105-112(252+)-115-94↓-132(12)
技構成:こうそくいどう/どろぼう/ワイドフォース/あなをほる

物理環境であり特殊で大ダメージは受けにくい(後述のとおりダイアースを積みやすいのもある)、タイプ一致技を撃ちたい、両刀にすることで甘える対策をしたい、という理由から性格をのうてんき(B↑D↓)にした。

S:高速移動持ちライチュウミラー意識(有効となった試合は多分なかったが・・)

残りすべてをHBに振り、高速移動を積むターンの1打、ピチューのじたばたを確実に耐える耐久を確保した。リフレクターが残っていれば、じたばたでさらに余裕が生まれる。ただし急所で負けたことも一度あったため、ホズの実でもよかったかもしれない。

ACに振っていないが、相手非ダイマかつ自分ダイマ前提なので火力に困ることはあまりなかった。

リフレクターが残っている場合、壁ターン枯らしかつこちらのダイマ読みで相手が穴を掘ることが多かったので、高速移動⇒穴を掘るがド安定なのがえらかった。(択を減らせる)

動かし方としては、高速移動→ダイアース→ダイアース→ダイサイコ

シュカ警戒でアロライにはダイアークを撃つこともあった。

最後にダイサイコを撃つことで、ピチューのこらえるやピカチュウライチュウ)の守るが2連で成功してもフィールドが残るため、先制技をもらうことなく、最後の1対1を制しやすくなる。特にピカチュウ(キセキ除く)はワイドフォースで確1。HBベースでなければ、ライチュウは確2、アロライはどろぼうで確2、保険が効いてれば確1。

技構成について、ダイアース媒体の穴を掘る、耐久アロライに圧をかけるどろぼう、コンセプトの高速移動、特殊タイプ一致のワイドフォースとした。

あるケースを想定してワイドフォースにしたが、ニッチすぎてまったくその場面がなかったので、確定数が変わらないサイコキネシスでよかった。

 

【最後に】

負けた3試合は、ダイマ択外し、急所じたばた、CSアロライで初手崩壊、だった。個人的にコンセプトはうまくいったと思っている。

結果を残せたので非常にうれしかったです。(ネット大会1900超えで2位だったのは少しびびりましたが・・笑)

また特殊ルール頑張ります。